外壁塗装用語

外壁塗装工事には、一般的に聞きなれない専門用語があります。
このページでは、外壁塗装に関連する専門用語を、少しでもわかりやすくご説明したいと思います。


足場(あしば)
工事を行うときに、仮設で作業する床や、作業員の通路となる仮設物。建物の塗る部分に手が届くような高さのものが設置されます。

雨樋(あまどい)
屋根や屋上に降った雨水を地面(排水口)に誘導する筒型のもの。
雨樋が壊れていると、外壁をつたって落ちる雨水が多くなり、雨漏りや様々なトラブルを発生する場合があります。

入隅・入角(いりすみ)
壁など二つの面が出合った所の内側の部分。へこんで見える側のことです。

上塗り(うわぬり)
塗装工程の中で一番最後に行う、最終的な仕上げ塗装のことです。
上塗り材は、建材などを紫外線や酸性雨、炭酸ガスなどの影響から守る役割があります。
また、外見の美観も保つ目的もあります。

縁切り(えんぎり)
塗装工事完了後に、塞いでしまったすき間を工具で取り除く作業。
屋根材の表面には雨水排出や通気性の確保を目的とした溝がついていますが、そのすき間が塗料で塞がれたままになると、屋根下地の腐朽や雨漏りの原因とな ってしまう場合があります。塗りチョク.comでは「タスペーサー」を使って縁切り作業を行います。

大屋根(おおやね)
建築物の中心部を覆う大きな屋根のことです。

笠木(かさぎ)
塀や手すりなどの天部を覆っている笠状の部分です。モルタル製、コンクリート、木材、石材、金属などがあります。

高圧洗浄(こうあつせんじょう)
外壁についたホコリや汚れなどを、エンジン式高圧洗浄機(最大使用圧力150キロ圧)にて洗い流します。
塗りチョク.comでは、できる限り近隣にご迷惑が掛からないよう、防音型洗浄機を使用しています。

下屋根(げやね)
母屋(おもや)から差し出して作られた屋根。2階建ての場合は、一階と二階の間のところにある屋根を指します。

ケレン
劣化した塗膜やサビをはがし除去して、綺麗に磨き平滑にする作業です。

コーキング
本来は「すき間を塞ぐ」といった意味。気密性や防水性を高めるために、壁の目地や窓枠(サッシ)など、つなぎ目のすき間を埋める(充填)作業のこと。コーキング材を使用した作業。

サイディング
外壁に張る仕上げ板材のこと。15~60cm幅の板を、建物の外壁に横方向または縦方向に釘・金具などで取り付けて使います。耐久性や断熱性、防火性、デザイン性(タイル風、石材風など)に優れたものなど、多くの種類があります。

下地補修(したじほしゅう)
高圧洗浄機で壁面を洗い流したあと、劣化塗膜の除去やヒビ割れ・隙間などの補修をします。
仕上げを頑丈に、そして美しくするため重要な工程となります。
建物によって劣化状況が様々ですので、塗りチョク.comではしっかりと事前点検を行なっています。
その後、壁面の状態を見極め、下塗りの塗料を選びます。

下塗り(したぬり)
外壁塗装素材と塗料をよく密着させるためのものです。また、本塗装の発色を良くする目的もあります。

漆喰(しっくい)
水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とした建材。瓦や石材の接着や目地の充填作業、壁の上塗りに使われます。

シーリング
本来は「封印する」といった意味を持ちます。
コーキングと同様に、気密性や防水性を高めるために、壁の目地や窓枠(サッシ)など、つなぎ目のすき間を埋める(充填)作業。シーリング材を使用した作業。

シール打ち替え(しーるうちかえ)
既存のシール部分(外壁のつなぎめ)を撤去し、新たにシール材を充填します。

充填(じゅうてん)
すき間や空所にものを詰めて塞ぐことです。建築現場では様々な用途で充填作業が行われます。
主にコンクリートなどのすき間、欠損部へ充填材(モルタル・シーリング材など)を詰めて埋めることを指します。

タスペーサー
屋根の縁切り作業をより適切に行なえる部材です。下地への通気性を確保します。

妻側(つまがわ)
建物の棟に直角に接する側面のこと。

出隅・出角(ですみ)
壁などの二つの面が出合ってできる外側の角部分。例えば床面が直径の場合、その住宅の出隅は4つになります。

塗膜(とまく)
塗装後の塗料が、乾燥・硬化することにより残り、「お家の皮膚」の部分・保護機能となります。
この塗膜が、雨や風から住宅の構造体を守ります。

中塗り(なかぬり)
下塗り上塗りの中間に塗りつける層のこと。平らでより滑らかな下地を作り、上塗り材を補強する役割があります。塗りチョク.comではより丁寧な作業をするために、下塗り・中塗り・上塗りの3回とも少し色を変えて行なっています。

軒天(のきてん)
屋根の軒先部分(外壁から出ている部分)の裏側のことで、下から見ると天井に当たるため軒天(または軒天井)をよばれています。

破風(はふ)、破風板(はふいた)
和風建築で、屋根の妻側に山形に付けられた板のこと。

鼻かくし(はなかくし)
屋根の軒の先につけられる隠し板。

付帯塗装(ふたいとそう)
外壁と屋根以外の塗装箇所を、大きく分けて付帯塗装とよんでいます。例えば、破風、雨戸や雨樋笠木軒天、窓手すり等です。

プライマー
下塗りに用いる塗料の総称です。プライマーは「初め」の意味で、素地に直接塗付する塗料を指し、塗膜の附着性をよくするものです。

マスキング
外壁の各部位で塗装したくない箇所をテープなどで覆うこと。

目地(めじ)
部材間のすき間・つなぎ目の部分。

棟押さえ(むねおさえ)、棟包み(むねづつみ)
屋根の頂部のことを棟といい、頂部を覆う金物などのことを、棟押さえ・棟包みとよびます。
場合によっては、芯になる木材もふくめてよぶこともあります。

養生(ようじょう)
窓や塗装しない部位をビニールシートなどでカバーします。また、大切な植木・お花、お車などにも専用シートで保護します。